ハタが海を渡る(2017.06.26 | 経済

以下ニュースはブルネイ「ボルネオ・ブリテン」紙(B.B.)、ニュースサイト「ブル・ダイレクト」(B.D.)の記事を翻訳の上、掲載しています。

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ブルネイの現地企業であるNur Nabai Aquaculture Sdn Bhd社にとって、ハイブリッドハタを香港市場に輸出する第一歩を踏み出したこの瞬間は記念すべきものになった。

活魚3トンをのせた初回出荷は、6月17日にブルネイの港を出発した。

2016年8月30日に業務を開始した同社は、ブルネイ・ムアラ地区のプルポン岬に6ヘクタールの敷地を構えている。

Nur Nabai Aquaculture社はブルネイの現地投資会社であるFisherod Enterprise社とインドネシアの投資会社であるPT Sumatera Budidaya Marine社との合弁企業である。

活魚の初回出荷には、一次資源・観光省大臣であるダトー・アリ・ビン・アポン氏と立法評議会の議員であり、またKampung Masjid Lama、Pekan Muara、SabunおよびPelumpongの村長でもあるYB Pengiran Haji Mohamed bin Pengiran Haji Osman @ Othman氏が立ち会った。

当該合弁企業はケージで養殖される魚に加え、2017年度末にはトゥトン県のKampong Sungai Pakuに孵化場と養殖場を建設し、ハイブリッドハタの養殖を展開する計画をしている。

ブルネイ国内におけるこのような孵化場や養殖場の建設は、養殖業者にとってより競争力のある価格が確保されるだけでなく、十分かつ持続可能な高品質の稚魚の供給をも後押しする。

また、Nur Nabai Aquaculture社は契約養殖に基づいて地元の養殖業者と協力する。当活動を通じて、同社はハイブリッドハタの稚魚を地元の養殖業者に供給し、必要十分な大きさに成長した時点で買い戻し、それを香港と中国の市場に出荷する。

一次資源・観光省(MPRT)の高官によると、Nur Nabai Aquaculture Sdn Bhd社は水産養殖業で活躍する複数ある企業のうちの一つであり、輸出市場に的を絞って生産量を倍増するため尽力しているとのことである。

わずか10か月の操業期間にも関わらず、同社は初回の輸出を果たした。

これは、国内の経済活動を多様化しブルネイの国内総生産(GDP)の成長を刺激するというMPRTの目標と一致している。

「Nur Nabai Aquaculture Sdn Bhdは2020年までに年間1,200トンのハイブリッド魚類を生産する見込みであり、100トンの月間輸出量が期待されています。これは、2020年までにブルネイ・ダルサラーム国がアセアントップの魚類生産国になる可能性を秘めているということを意味します。」と同社マネジャーであるマイケル・チャン氏は述べた。

一方、現地パートナーであるHaji Abdul Rudi bin Haji Abdul Rahim氏は、水産養殖業の幅広い経験があり、香港や中国の輸出市場に強力なネットワークを持つ海外からのパートナーを迎えることができ、同社は大変幸運であると述べた。

同氏はまた、「当社は政府からの、特に一次資源・観光省からのサポートとご協力に大いに感謝しています。」と付け加えた。

様々なプロジェクトを通して、Nur Nabai Aquaculture Sdn Bhd社は2020年までに魚類の生産量を6倍(2015年度比)に増やす見込みであり、およそ100の雇用の創出が期待されている。

この式典にはMPRTのDr Haji Abdul Manaf bin Haji Metussin次官や同省の高官たちも出席した。

(B.B. 2017年6月18日)