ASEAN加盟国、円滑な統合の実現へ(2018.05.18 | 経済

以下ニュースはブルネイ「ボルネオ・ブリテン」紙(B.B.)、ニュースサイト「ブル・ダイレクト」(B.D.)の記事を翻訳の上、掲載しています。

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(上)4月27日、シンガポールで開催された第32回ASEAN首脳会議の本会議に出席された国王。

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「ASEAN域内におけるコミュニケーションの円滑な統合を実現するために、今がその方法を探る適時と言えるでしょう。」とハサナル・ボルキア国王は述べられた。

4月27日、シンガポールで開催された第32回ASEAN首脳会議の本会議で国王がスピーチを行い、「ASEAN加盟国は現在、ASEAN域内を観光客とビジネス客が同じように移動しやすくなるよう取り組んでいます。これにより、2025年までにASEAN域内貿易を2倍にするという目標の達成に近づくことが可能になります。」と述べられた。

ASEAN加盟国が、議長国シンガポールのもとでこれまでの50年間と同様に平和で豊かな地域を築いていくことに、国王は自信を示された。

国王は首脳会議のテーマ「強靭性とイノベーション」を称賛され、また、提案された文書の内容について支持を表明された。

スピーチの中で国王は、ASEAN加盟国が相互協力を強化していくことを要望された。「加盟国は、それぞれの国民に利益をもたらし、ASEAN共同体にさらなる意義をもたらす方法を見つけ出していく必要があります。」と。

ASEAN地域の競争力向上のために加盟国がこれまで成し遂げたことに対し、国王は満足の意を示された。「人材を開発していくことで競争力はさらに強化できます。教育レベルが上がり、高いスキルが身につき、革新的な人材が育成されるからです。」さらに、「このような取り組みが、技術の進歩に進んで適応する人材を確実に育てることになるのです。」と述べられた。

国王は、ASEAN共同体を構築するすべての柱に影響を与えるであろう好機と課題に、加盟各国が備える必要があると強調された。「好機としては、ヘルスケアサービスの充実、法執行能力の強化、情報へのアクセス向上、未来型の都市開発などが挙げられます。」と述べられた。

一方、直面する新たな課題の例として、安全を脅かすために技術が利用される可能性や、個人データやフェイクニュースの誤った利用を挙げられた。

国王は、好機を逃さず発展していくにはASEAN地域における調和の取れた強固な対応が必要となることを述べられ、ASEAN事務局に対し、第4次産業革命がASEANの協力体制の柱に与える影響について研究し助言するように求められた。

スピーチの最後に、朝鮮半島における戦争終結の宣言を含めた、韓国と北朝鮮による南北首脳会談の前向きな成果について歓迎の意を表され、また、朝鮮半島の非核化につながる両国の対話継続に期待を示された。

本会議に先立ち、第32回ASEAN首脳会議に出席する各国首脳に敬意を表して、シンガポール首相で首脳会議の議長であるリー・シェンロン首相主催のワーキングディナーが開かれ、国王も出席された。

ディナーはイスタナ(シンガポール大統領官邸)で催された。

国王はレセプションルームに到着後、リー・シェンロン首相の出迎えを受けた。

その後、他のASEAN各国首脳と共に大広間でのワーキングディナーに出席された。

ディナーの冒頭の挨拶でリー・シェンロン首相は、ASEAN諸国の首脳と代表団によるシンガポール訪問に対し歓迎の言葉を述べた。

ディナーの後、国王は他国の首脳と共に宴会場で開かれた第32回ASEAN首脳会議に臨まれた。会議はリー・シェンロン首相のオープニングスピーチで始まり、続いて、ASEAN事務総長のリム・ジョクホイ 氏によるスピーチが行われた。

(B.B.4月28日)