ブルネイと日本の大学がジョイントシンポジウムを開催し、協定を結ぶ(2018.08.31 | 教育

以下ニュースはブルネイ「ボルネオ・ブリテン」紙(B.B.)、ニュースサイト「ブル・ダイレクト」(B.D.)の記事を翻訳の上、掲載しています。

ブルネイ工科大学(UTB)と大阪大学(OU)は8月6日、大阪大学で大学間学術交流協定の調印を行った。ブルネイ工科大学からHajah Zohrah binti Haji Sulaiman副学長が出席し、大阪大学からは西尾章治郎総長が大学を代表して覚書に署名した。

調印式には大阪大学の河原源太理事・副学長、並びに大阪大学のコラボラティブ・プロフェッサーであるHajah Normah Suria Hayati binti Pehin Dato Haji Jamil教授も出席した。

今回の調印に先立ち、2月22日にブルネイ工科大学と大阪大学の間で基本合意書が交わされていた。調印式のスピーチの中でHajah Zohrah副学長は、両校の国際的な協力関係によって、学生の交換留学を含む広範囲にわたる包括的なプログラムが実施され、また、ブルネイ人研究者の能力が国際的なレベルまで引き上げられることが期待されると語った。

さらに、この協力関係によって両大学から一流の研究者が輩出されることになるだろうと述べた。

今回、協定を結んだことにより、両大学ではジョイントプログラムや双方で同様に提供される修士プログラム、さらに関連する分野の修士過程が実施されることも発表された。またHajah Zohrah副学長は、ブルネイ工科大学がブルネイと日本における技術分野の協力関係に貢献すること、並びに、共同研究チームを創設し両国の学生に研究の機会を与えることに積極的に取り組んでいくことを強調した。

p18-1_20180809大阪大学で行われた第2回ジョイントシンポジウムでの集合写真

p18-2_20180809覚書に署名するHajah Zohrah binti Haji Sulaimanブルネイ工科大学副学長と西尾章治郎大阪大学総長

 

調印式の一方で、ブルネイ工科大学、ブルネイ・ダルサラーム大学、スルタン・シェリフ・アリー・イスラミック大学のそれぞれの研究者から成るグループが、Hajah Zohrah副学長と共に大阪大学を訪れ、ブルネイの最高教育機関と大阪大学との間で行われる第2回ジョイントシンポジウムに参加した。

シンポジウムでは「科学技術におけるイノベーション」がテーマとして掲げられ、第1回目は2月21日に開催された。

河原源太理事・副学長による開会の挨拶でシンポジウムが始まり、続いてブルネイ工科大学副学長によるシンポジウム全体に向けた挨拶が行われた。大阪大学からHajah Normah Suria Hayati教授と平田收正教授も出席した。

シンポジウムは分野別に3つのセッションに分けて開催された。第1セッションは生物遺伝資源と生物多様性(BB)について行われ、平田收正教授がファシリテーターを務めた。講演者は次の通り。大阪大学コラボラティブ・プロフェッサーのHajah Normah Suria Hayati教授、大阪大学の荒井雅吉特任教授、ブルネイ工科大学のAida Maryam Haji Basri博士、ブルネイ・ダルサラーム大学のFairuzeta binti Haji Muhd Ja’afar博士、大阪大学の原田和生特任准教授、大阪大学先端健康科学(サラヤ)共同研究講座の招へい准教授。

第2セッションは大阪大学の民谷栄一教授がファシリテーターを務め、ナノテクノロジーと新素材(NAM)について検討した。

講演者は次の通り。大阪大学フォトニクスセンターの井上康志教授、ブルネイ工科大学のMaziyar Sabet博士、ブルネイ・ダルサラーム大学のMohammad Hilni Harun Sani博士、大阪大学先端化粧品科学(マンダム)共同研究講座の藤田郁尚招へい准教授。

第3セッションはハラルサイエンスとテクノロジー(HST)を取りあげ、大阪大学のQuamrul Hasan教授がファシリテーターを務めた。スルタン・シェリフ・アリー・イスラミック大学のNurdeng Deuraseh准教授、ブルネイ工科大学のSyazana Abdullah Lim博士、ブルネイ・ダルサラーム大学のLim Lee Hoon博士が講演を行った。

(B.B.8月9日)