2019年はブルネイがさらに成長する年に=国王のお言葉(2019.01.22 | 経済

以下ニュースはブルネイ「ボルネオ・ブリテン」紙(B.B.)、ニュースサイト「ブル・ダイレクト」(B.D.)の記事を翻訳の上、掲載しています。

ハサナル・ボルキア国王は2019年のブルネイ経済が昨年よりも成長する見通しであるが、多くの課題が待ち受けている可能性もあることから現状に甘んじ、満足することのないよう国民に対してお言葉を述べられた。

RTB(Bruneiの国営放送局)が12月31日夜に放送した新年のお言葉の中で、ボルキア国王は、世界中の他の場所では人々が様々な大災害に見舞われている中、ブルネイでは2019年を平和と繁栄の中で迎えられることをアラーの神に感謝していると述べられた。

「これは間違いなく、ブルネイに対するアラーの神の特別なご加護である。我々は感謝しなければなりません」と国王は述べ、「経済面ではありがたいことに2019年の成長見通しが改善する見込みですが、多くの課題が待ち受けていると思われることから、現状に甘んじ、満足してはいけません」と続けられた。

第四次産業革命が特に大きな課題であり、経済面で効果的に取り組むにはグローバルな市場に参入して生産性を高めチャンスをつかむことが必要となり、そのために前提となる法令や基準を整え、我々自身もデジタルテクノロジーに順応していかねばならないと述べられた。

国王陛下は、そのためには他国との協力を促進することも必要であると付け加えられた。グローバルな経済ネットワークの中で、ブルネイの人々は既存のチャンスをつかまねばならず、これにはASEAN域内でのチャンスも含まれ、域内の電子取引は2016年の300億米ドルから2025年には2,000億米ドルにまで成長する可能性を持っている。

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国王が特に強調されたのは、第四次産業革命がもたらす技術革新は否が応にも従来のスキルに課題を突き付けることから、既存のスキルを磨き、生涯にわたって学ぶことが必要になってくるということであった。

「広範囲にわたる経済効果を享受すべく、域内および国際協力を促進するために適切な方針を整備していかねばなりません。これは特にASEAN域内のネットワークに言えることで、ブルネイはASEANコミュニティのために力を尽くさねばいけません。これにより、我々には現世代ならびに将来世代の成功が約束されます」と述べられた。

国王はまた、「ASEAN地域は急速な経済成長を遂げています。2030年には世界第4位の経済圏になると見込まれていることから、我々はASEAN域内貿易をさらに加速させるべく取り組まなければなりません」と付け加えられた。

なお、国内発展についての取り組みもおろそかにしているわけではないと述べられた。

国王は「我々の目標、つまり、ブルネイ国とブルネイの人々のニーズが最優先であるという目標を達成するため、前進し続けます。我々はこれを長期的な幅広い視点でとらえています。例えば、『緑の地球』について語る際には農産物の自給を意味しており、これが目標あるいは願望であることから、達成するまでこの目標を掲げ続けます」と述べられた。

「政府の関連当局は、言い訳なくこれを理解せねばなりません。我々は皆、後戻りせず前へ進むことに対して意を共にしなければいけません。全力で取り組むとはこのことを意味します。国民の皆様が『怠惰症候群(怠惰シンドローム)』に陥らないようにすることが極めて重要です」と述べられた。

国王はまた、何百年にもわたり、ブルネイの拠り所となっている謙虚な価値観をないがしろにしてはならないとも述べられた。この例としては、マレー・ムスリム君主制の哲学があげられる。

「加えて、この2019年の初めに、私は国民や居住者の皆さん自身の所信を表明し、今後訪れる困難に対して真摯に向かう活力のある生産性の高い社会を形成するよう、尽力してもらいたいと思っています」と述べられた。

「また、公の業務に携わるすべての人々やセキュリティーサービス、民間セクターのみなさんが昨年一年間、責任をもって自身の仕事に取り組んで下さったことに感謝します」

「私と家族から、すべての国民と居住者、そして海外に在住する人々すべてに対して、新年のあいさつを伝えます。皆様が健康であり、信仰心をもって、平和であり、繁栄することができるよう、アラーの神のご加護がありますように」

(B.B.1月1日)