ブルネイの人権保護が国連で高く評価されると国王が述べられる(2019.08.08 | 社会

以下ニュースはブルネイ「ボルネオ・ブリテン」紙(B.B.)、ニュースサイト「ブル・ダイレクト」(B.D.)の記事を翻訳の上、掲載しています。

ハサナル・ボルキア国王は7月15日、国際社会がブルネイ・ダルサラーム国内の人権擁護に対する尽力を「高く評価」したことを強調された。

イスタナ・ヌルル・イマン(王宮)で開催された、国王の73歳を祝う誕生日の謁見および叙勲の式典で述べられたお言葉は、国連加盟国が先だって発表したブルネイの人権に関する好意的なレビューを歓迎するものであった。

国王はまた、クリエイティブ業界とデジタル経済の可能性を追究するよう、国民に強く呼びかけ、福祉を必要とする人々の橋渡しを改善すべく、完全なデータベースセンターの構築を宣言されると共に、国内の世帯収入と一人当たり月間所得の増加をうれしく思うと述べられた。

「ブルネイ・ダルサラーム国は先日、人権擁護に対する取り組みについて国連のレビューを受けました。この件について、加盟国の多くから好意的なレビューを得ることができ、国連人権レビューに対するブルネイ・ダルサラーム国の取り組みを高く評価してもらうことができました」と国王は述べられた。

「貧困の撲滅と病気罹患の削減、質の高い教育や安全かつ清潔な飲み水、快適な生活環境の提供に加え、家族体系、女性、子ども、若者、高齢者および様々な能力を持った人々を強力に後押しする公正な法制度の強化など、我々が取り組んできたことに対し、国際社会から大きな評価を受けたことは間違いありません」

国王は、ブルネイ・ダルサラーム国を含むすべての国々が困難な時期に面しており、その課題は多種多様にわたることから、個別に対応する必要があると付け加えられた。

国王は、ブルネイ国内の課題は市民が満足できる生活状態を確保し、健康、教育、法制度、開発およびコミュニケーションなどの分野でより良いサービスや設備の提供など、様々なプログラムによって、住民が定着するようにすることである、と強調された。

「これらはすべて、人々が享受する権利のある、質の高い生活を確保するために必要なものである」と国王は述べられた。

国王は、クリエイティブ産業も含めた、ブルネイ国内の経済的チャンスは常に開拓しつつあると述べられた。

「このような分野では、文化的および芸術的な遺産を統合する打鍵でなく、経済を多角化するという複合的な恩恵をもたらします」と国王は述べられた。「デジタル経済の可能性を追究しなければなりません。これに向けて、デジタル・エコノミー・カウンシルの設立を許可しました。ブルネイ・ダルサラーム国がスマート国家になるべく、デジタル経済のマスタープランを策定中であると理解しています」

お言葉を述べられる国王

国王は経済状況の改善の他にも、国民の福祉を向上させる手段も引き続き講じていくと述べられた。そのうちの一つとして政府が計画する、完全なデータベースセンターの構築では、福祉の保護に関連する全省庁のデータを集約する。このシステムを活用することにより、本当に援助を必要としている人々に対して、福祉の保護をより効率的に提供することができるようになる。

また、福祉の保護に依存している人々の依存度を下げる取り組みも実施している。これには、福祉の保護受給者に対して、独立して生計を立てられるような自立プログラムの提供などがあげられ、保護を必要とする層からの脱却を目指す。

国王はまた、ブルネイ・ダルサラーム国の生活水準の向上をうれしく思うと述べられた。

「2015~2016年の家計支出調査によると、2015/2016年度の世帯収入の平均値は過去5年間で年率4.3%の成長を見せています。」と国王は述べられた。「この増加は一人当たり月間所得も合わせて26.4%の成長を見せたことからもわかります。増加に貢献した要素は自営業収入の向上と事業活動の活発化などがあげられます」

「ですが、更なる向上の余地があることを認識しなければなりません。例として、全分野におよぶ国家開発計画下のプログラムの実施を促進する必要があります」

「また、わが国では、特に金融管理に関する法令の整備としっかりした管理体制の構築が必要です。政府機関は国民の期待に応えるべく、サービスの質を一歩ずつ改善していかなければなりません」

公務員は監視官としてだけではなく、世話役としても積極的な役割を果たすことを期待されていますと国王は付け加えられた。

国王は外交に関して、そのイデオロギーに関わらず、他の国々に引き続き敬意を表すると語られ、「各国政権の維持に敬意を表するという概念の元、いかなる者の利益に対しても鑑賞しない」というブルネイの方針を述べられた。

「ブルネイ・ダルサラーム国は、気候変動や環境汚染、テロの脅威、過激思想など、現代の大きな課題に対して、今後も国際社会に貢献し、協力していきます」と国王は述べられた。「ブルネイ・ダルサラーム国は他国の状況に干渉することは決してないものの、『環境にやさしい』国であることをうれしく思っており、宗教が根底にあり、賞賛すべき文化的な生活を常におくっています。ブルネイ・ダルサラーム国は純粋な価値に敬意を払わない、もしくは侵害されない限り、いかなる者のプライバシーを侵害することはありません」

国王はお言葉の最後にあたり、海外に滞在するものを含めたブルネイ・ダルサラーム国の国民や国内の居住者、公務員、治安維持関係者および民間組織に携わる人々の政府に対する支援と貢献に対して感謝の意を述べられた。また、国家ならびに地方自治体の祝典実行委員会のメンバーに対し、式典を成功に導いたことに対して感謝の意を示された。

「私の誕生日を平和と繁栄のもとで祝うことができ、アラーの神に感謝申しあげます」と国王は付け加えられた。

「また、この式典に出席し、誕生日を祝ってくれた来賓の皆様方にも感謝いたします。

ブルネイ・ダルサラーム国とその国民が平和と調和を享受し、アラーの神のご加護とその永続する保護を受けられますように」

国王はお言葉を述べられた後、叙勲対象者15名に対してメダルを贈呈した。

謁見および叙勲の式典に参加されたのは(サレハ王妃)であった。

式典にはアラムダディ・ビラ皇太子兼総理府上級大臣、ペンギラン・アナク・サラ皇太子妃、 アブドゥル・マリク王子、 アブドゥル・マティーン王子、アブドゥル・ワキール王子、 モハメッド・ボルキア殿下、ペンギラン・アナク・ザリア(モハメッド・ボルキア殿下夫人)、スフリ・ボルキア殿下、ペンギラン・ビン・ハジャ・ファイーザ(スフリ・ボルキア殿下夫人)、ジェフリ・ボルキア殿下 、ペンギラン・アナク・ノルハヤティ(ジェフリ・ボルキア殿下夫人)も出席された。

ラシーダ王女、マジーダ王女、ハフィザ王女、 アゼマ王女、ファジラ王女、アミーラ王女、外務省無任所大使であるマスナ王女、ノルアイン王女、 アマル・ウミ・カルスム王女およびロイヤルファミリーのその他メンバーも式典に出席された。

(B.B.7月16日)