国王「新型コロナウィルス対策にASEANの結束が必要」(2020.04.15 | 外交

以下ニュースはブルネイ「ボルネオ・ブリテン」紙(B.B.)、ニュースサイト「ブル・ダイレクト」(B.D.)の記事を翻訳の上、掲載しています。

ブルネイ・ダルサラーム国のハサナル・ボルキア国王陛下は、新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大を巡り、昨日午前にテレビ会議方式で開催されたASEAN特別首脳会議において、新型コロナウィルスがもたらした前例のない試練に対し、ASEANの結束の必要性を強調した。

「この地域におけるパンデミックの拡大を抑制するためには、ASEANの連携を強化する上で、相互の取組みを補完するとともに、情報、経験、措置を共有することが重要である。同様に重要なのは、パニックを回避し、フェイクニュースに対抗するために公開情報を管理することである。」 と述べた。

社会経済面では、ウィルス終息後の経済情勢の変化に対応するための弾力性向上に向けた準備などブルネイにおいて実施されている措置に触れた。

「この困難な時期に、ASEANは経済活動を維持するために協力し、またこの危機から学び、将来の健康管理に備えることが不可欠である。ASEANの強靭性を強化するためには、すべての地域社会を通じた協力の強化が必要である。」 と述べ、ウィルス終息後の復興に向け、 ASEANでの貿易拡大の緊急性を強調した。

(B.B 4月15日)

ASEAN特別首脳会議は、2020年の議長国であるベトナムのグエン・スアン・フック首相の開会の辞から始まった。

ASEAN首脳はまた、 ウィルスの感染拡大を巡り、新たな基金を設ける方針や、公衆衛生上の緊急事態に対応するためのガイドラインの策定、フェイクニュースに対する協力強化、経済的影響の最小化、継続的な社会的保障、パンデミック後の復興計画などを策定する方針を確かめた。

午後にはビデオ会議が再開され、ASEANと中国、日本、韓国の首脳が会議に出席した。

国王は、この世界的な危機への対応において、ASEANと日中韓との緊密な協力の重要性を強調した。

国王は、 新型コロナウィルスの社会経済的影響に対処する必要性を強調し、人々の安全と生活を守るために不可欠な物資とサービスの途切れることのない流れを確保することに焦点を当てるよう述べた。

国王は、ウィルス終息後の経済成長と復興を加速させるため、ASEANと日中韓に対し、将来の緊急事態に対する強靱性の強化に向けて、同地域の貿易及び投資の機会を発展させるよう要請した。ASEAN・日中韓特別首脳会議は、議長のNguyen Xuan Phuc氏の開会のスピーチから始まり、その後、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領、安倍晋三内閣総理大臣、習近平・中国国家主席がスピーチを行った。

各国首脳は、感染症の蔓延の抑制に向けた取り組みや感染者への治療に関する情報などを共有し、共同宣言及び共同声明を公表した。