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ロシアは、年間2,500万米ドルの利益をもたらす可能性があるシリカ(二酸化珪素)生産の分野でブルネイとの合弁事業に興味を示している。
6月10日、ロシアのインダストリアル・ミネラルズ・アソシエーションのウラジミール・ルカスロ総裁は、産業一次資源省、外務貿易省、開発省、並びにブルネイ経済開発委員会(BEDB)を含む幾つかの関連政府機関に提案書を提出した。
ルカスロ氏によると、インダストリアル・ミネラルズ・アソシエーションは、年間200トンのシリカを生産する能力を有するテスト・プラントを建設し、その後5年以内に、年間20,000〜25,000トンを生産するより規模の大きなプラントを建設することが可能であると考えている。
現在中国で製品を造っているフランスやドイツと競合するにも拘らず、ルカスロ氏は、「同アソシエーションによって使われるシリカ精製テクノロジーが、世界中の他のどの生産技術よりも上回っているので、同アソシエーションが特許を持つこの先端技術プロセスは、より高品質な製品を競争価格でブルネイに供給するでしょう。」と述べた。
シリカ(二酸化珪素SiO2)は、接着剤やシーラント、プラスティック、ペンキとニス、工業用ゴム製品、等を含む100種類以上の工業製品の一部である。
シリカ製品に対する世界の需要量は、現行の世界供給量をまだ上回っているので、ルカスロ氏は、「約1,200万米ドルの初期投資は、“環境に優しく、クリーンで、産業廃棄物ゼロの生産”及び60%以上の経済性があるので、3年以内にリターンが見込めます。」と自信を持っている。
しかしながら、ブルネイの政府機関との打ち合わせにおいて、幾つかの懸念が提起された。それは、生産に必要となるシリカやコーラルの供給が、ブルネイでは限られていることを考慮すると、この提案の実現性について懸念を抱かせる。
しかしながら、ルカスロ氏は、「もしそれが本当ならば、インドネシアとの合弁事業にすることも可能でしょう。インドネシアでは、ブルネイで生産される原料を得るかもしれないからです。ブルネイは、戦略的に位置することから考えて、またこのテクノロジーのための海上輸送コスト面から考えて非常に安い処です。」と断言した。
ルカスロ氏はまた、「もしブルネイが当社の提案を取上げてくれることになれば、ブルネイは東南アジアにおいて“より高品質なシリカ”の唯一の供給元となるでしょう。」と、ブルネイ関係者を元気づけた。
同アソシエーションは、マレーシアやインドネシアについても関心を持っていることを明らかにしているが、この提案は東南アジアにおいて同アソシエーションが行った合弁事業に関する最初の正式オファーである。
現在、ブルネイは、シリカ製品を100%海外から輸入しており、またブルネイ国内におけるプラントは、メイド・イン・ブルネイの製品を供給する立場となるだろう。
ルカスロ氏によれば、このプラントにおける年間売上高は、フル生産で約7千万米ドルとなり、年間2,500万米ドルの利益となる計画である。
このプレゼンテーションには、ヴィクトル・セレズネフ駐ブルネイ・ロシア大使、ペンギラン・ハジャ・マリアナ・ビンティ・Pgディパ・ネガラ・ライラ・ディラジャ・Pgハジ・アブドゥル・モミン産業一次資源省事務次官代理、及び関連各省の高官も出席した。
(B.B.2010年6月11日)
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