サラ皇太子妃が3月17日無事王子をご出産されたとの公式発表が行われ、ブルネイ国民は自然と歓喜に包まれた。
イスタナ・ヌルル・イマン(王宮)からの公式発表は、ボルキア国王の命により行われ、YAMペンギラン・ペンガワ・ライラ・ベンタラ・イスティアダ・ディラジャ・ダラム・イスタナ・ペンギラン・ハジ・アラウディン侍従長が
「サラ皇太子妃は、2007年3月17日(土)午後3時50分に王子を無事ご出産されました。」
と発表した。
3月17日午後王宮付近で、ブルネイ王室の伝統に従い、19発の祝砲が鳴り響いた。
ハジ・アルムタディ・ビラ皇太子とサラ皇太子妃は、2004年9月にご成婚された。ビラ皇太子は、国王とサレハ王妃の第3子としてご誕生された。また、サラ皇太子妃はペンギラン・サレ・アブドゥル・ラハマンさんとリナワティ・ビンティ・アブドゥラさんの第3子で末子(ばっし)としてご誕生された。
ビラ皇太子は、1998年8月に皇太子に即位、また2005年5月に総理府上級大臣に任命された。
多くの国民は王子ご誕生の吉報を待ち望んでいた。王宮付近の住民は、19発の祝砲が鳴り響き、この吉報を知った。
国民の間では携帯電話のショートメッセージを送り合い、まもなくしてラジオで公式発表がなされた。
3月17日は、多くのブルネイ国民にとって新しい王子のご誕生を祝う嬉しい機会であった。新しい王子はブルネイ・ダルサラーム国の将来の国王としてご誕生され、ブルネイ王室は継承されていくこととなる。ビラ皇太子の生年月日は1974年2月17日のため、先月お誕生日のお祝いをされたばかりである。
32年前のビラ皇太子のご誕生の折にも、今回同様19発の祝砲によりお祝いされた。
(B.B.2007年3月18日)
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