2月23日、第24回ナショナルデー(建国記念日)祝賀式典が首都バンダル・スリ・ブガワンにあるタマン・ハジ・サー・ムダ・オマール・サイフディン(中央公園)において行われた。
この祝賀式典は、多くの国民が愛国心を示し、友人や家族と共にブルネイ国家独立24周年を記念する機会を与えるものである。
この式典には、スルタン(ハサナル・ボルキア国王)及びロイヤル・ファミリーが出席した。
この祝賀式典に際し、ロイヤル・ファミリーとしてハジ・アルムタディ・ビラ皇太子兼総理府上級相、モハメッド・ボルキア外務貿易相、ハジ・スフリ・ボルキア殿下、アブドゥル・マリク王子、アブドゥル・マティーン王子がスルタンに同行した。
スルタン及びロイヤル・ファミリーが中央公園に到着時、ペヒン・オラン・カヤ・スリ・デワ・MG(R)ダトー・スリ・パラワン・アワン・ハジ・モハンマド・ビン・ハジ・ダウド文化・青年スポーツ相及び政府高官が出迎えた。
スルタンは、国歌が演奏されている間、ロイヤル・サルート(敬礼)を行い、次いでスルタンは、ロイヤル・ブルネイ軍及びロイヤル・ブルネイ警察軍を閲兵した。“ラクサナ・プテリ”、“バハジア・ブルネイ・ダルサラーム”、“シトラ・ネガラ”、“ブルネイ・ダルサラーム・タナ・アイルク”といった愛国歌が歌われ、演奏され、学生、制服組、政府役人、民間部門からの参加者100組以上約18,000人がナショナルデーのパレードを行った。
パレードの先頭は、47人で巨大国旗を運び、続いて245人がブルネイ・ダルサラーム国旗とロゴ・フラッグを運んだ。フラッグ・キャリアの245人は、フィールドを最初に回った。パレードが進むにつれ、どんどん参加者が増え、フォーメーションを作って動き、それからテーマ・パフォーマンスをするためフィールドに大勢集まってきた。
パレードの後、ナショナルデーの誓いが読まれた。
政府部門と民間部門の代表は一体となって、スルタンとその主権、国家の平和と安全保障に対して、国民のコミットメント、忠誠、及び団結を誓う宣誓を繰り返した。
今年のナショナルデーのフィールド・パフォーマンスは、テーマ“トゥナス・バングサ(国家の青年)”をベースにしている。約7,700人の参加者が官民両部門から参加した。それには約1,400人の小学生が含まれている。
“国家の青年”は、2つのことを象徴している。それには、何か小さいものからスタート(例えば苗木)してだんだん大きなものに発育し、成長し、国家の発展に寄与するものを含んでいる。
その上、トゥナス(若芽)は、忠誠と国家に起因する“トゥナク”(忠誠の意味)と“ナシオナル”(ナショナルの意味)に2つの単語を合わせたものである。
テーマとそのテーマのシンボルがパフォーマンスの色々な部分に取り入れられた。緑色に身を包んだテーマ・パフォーマーからフィールド・パフォーマンスのバックグラウンドまでに、ブルネイの形をした葉の新しい成長を支える一組の手の絵がそこにある。
中央公園の群集を脅かせる色彩とパターン、音楽のリズム、創造的な動きを混合したので、パフォーマンスは素晴らしかった。
ショーは3つの部分に分かれた。即ち、“肥沃な土地”、“良質な種”、最後にテーマである“国家の青年”、とグランドフィナーレである。
フィールド・パフォーマンスの最初は、約6,300人の参加者がフィールドを緑で埋め尽くした。音楽が3つの花、最初がオレンジ、次が赤色、最後に黄色の花を作り始めたので、パフォーマンスの最初の部分は参加者が扇と小道具を振った。2番目の部分は、種の一種を思わせる形に変わる列の前にパフォーマーが様々な色の傘やカラフルな風景画を使った。
最後の部分は、前列のパフォーマーが端に動き、白い帽子、白いシャツ、白いズボンを着て白いポンポンを持った1,400人の中学生のために場所を空け、巨大な“T”字を作るために前進した。
パフォーマンスは、グランドフィナーレになり、音楽が高らかに響き、カラフルな紙吹雪が空一面に舞い、群集の歓喜の声がフィールド一面を覆った。
(B.B.2008年2月24日)
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