8月19日、ハジ・アルムタディ・ビラ皇太子兼総理府上級相は、産業一次資源省観光開発局が進めてきたカンポン・アイール(水上集落)文化観光ギャラリー(KACTG)を正式にオープンした。
ペヒン・オラン・カヤ・スリ・ウタマ・ダトー・スリ・セティア・アワン・ハジ・ヤヒヤ産業一次資源大臣は、歓迎スピーチの中で、カンポン・アイールは、ブルネイの最もユニークな‘宝物’であるので、ブルネイを訪問する大部分の旅行者にとって“絶対に見なければならない”アトラクションであると語った。
ペヒン・ヤヒヤ大臣は、
「このギャラリーを設立する目的は、急速なペースでの近代化による絶滅を防ぎ、水上集落の過去の栄光をよみがえらせること、経済多様化を進め、かつブルネイの経済活動に価値を付けるために水上集落の家内工業を復活させること、居住者の仕事と収入源を創ること、この水上集落をユニークな観光スポットにすること、及び観光部門を経済多様化したいという国家の熱望の一部として支えることです。」
と語った。
しかしながら、大部分の観光客は、このユニークな水上集落の背景、歴史、伝統、社会、並びに美術工芸についてもっと知る機会がありません。
それ故、この状況を改善するために文化観光ギャラリーが造られた。このギャラリーは、タッチパネルによる情報表示を誇っている。その中には、他の観光名所に関する情報も提供している。
この5ヶ所のギャラリーには、その歴史的起源から今日までのカンポン・アイールに関する背景情報を含んでいる。また、この展示をより活発にするために、博物館局より多くの写真や工芸品を借りてきている。
この中央の六角形のステージでは、婦人ビジネス協議会によって行われるブルネイのブロケード‘カイン・テヌナン’(金糸や銀糸を使った複雑な手織物)の伝統的な製作方法を‘実演’する。
この文化観光ギャラリーは、大きなカンポン・アイールの家のスタイルで建設され、また観光客がカンポン・アイールを鳥瞰図で見ることができるタワーがあり、首都バンダル・スリ・ブガワンの新しいランドマークとなった。カンポン・アイールの居住者は、これを誇りにしている。
この開所式典の後、ビラ皇太子は、カンポン・アイール文化観光ギャラリーに関するビデオを鑑賞した。その後、ビラ皇太子は、ギャラリーと施設を視察した。最後に、ビラ皇太子は記念の飾り額に署名した。
(B.B.2009年8月20日)
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