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以下ニュースはブルネイ「ボルネオ・ブリテン」紙(B.B.)、ニュースサイト「ブル・ダイレクト」(B.D.)の記事を翻訳の上、掲載しています。

ブロックMで石油探査を開始(2010.07.09/経済)

 1900年代初期にベライト県において、ブリティッシュ・ボルネオ・ペトローリアム・シンジケートが、石油ガスを発見するための試みを行ったが、不成功に終わった。それから約100年経ち、最新技術のお蔭で、来週ブロックMの最初の井戸“マワル−1”で掘削を開始する。

 7月7日朝、炭化水素探査用の掘削を行うための安全祈願の式典が執り行われた。

 掘削活動は、7月13日から開始し、30日間続けられる予定である。

 式典は、まずラビ、カンポン・レパヨの多目的ホールで行われ、その後ゲストは、同井戸の上の香り高い花を投げる場所へ移動した。

 タップ・エナジー(ボルネオ)社のカントリー・マネージャーであるクリス・スウォーブリック氏は、歓迎スピーチで、「タップ社は、掘削サイトの確認に向けて一生懸命作業をして、アクセス道路と井戸パッドを建設しました。また現在、掘削リグをサイトに持っていっています。」と語った。

 同氏は、「ブロックMにおいて行われる努力と他の活動が、ブルネイ国とその国民の経済的将来と繁栄を更に確保する石油ガスの発見と商業上の開発をもたらすことを願っています。」と語った。

 同氏は、ブロックMにおける石油探鉱の歴史に触れ、「ブリティッシュ・ボルネオ・ペトローリアム・シンジケートは、1912年にブキット・プアン近くで最初の井戸‘ベライト−1’を掘削しましたが、不成功に終わりました。2番目の井戸‘ベライト−2’が、1913年に掘削されました。そして、ブルネイで最初の石油発見となりました。それから、1913年から1988年までの間にブリティッシュ・ボルネオ・シンジケートと後のシェル社によって、16本の井戸がベライト地域で掘削されました。1920年代と1930年代初期には、少量の石油が生産されました。そしてシェル社は、2001年頃に大部分の陸上のライセンスを放棄しました。」と語った。

 同氏は、スピーチの中で、「ペトローリアム・ブルネイは、2006年8月に企業グループとブロックMの生産分与契約を締結しました。そして、タップ・エナジー社は、2008年にその企業グループに参加し、また2009年にブロックMについて詳細な3次元地震探査を行いました。3次元地震探査から、タップ社は、マワル・プロスペクトを開発しました。そして、現在掘削によりテストを行おうとしています。“マワル−1”は、逸脱した井戸で、全長約1,300メートルの深さがあります。最新の探鉱技術を適用することで、以前不成功に終わった所を成功させることができると信じています。」と付け加えた。

 来賓としてアワン・アズレン・ビン・タイブ・ペトローリアム・ブルネイCEO代行は、「2006年8月にブロックMの生産分与契約を締結して以来、多くのデータ収集と評価作業が行われてきており、その結果、“マワル−1”を掘削する決定をしました。ラビにおける石油ガス探鉱活動が1980年代以降あまり行われてこなかったので、ペトローリアム・ブルネイは、この掘削活動を楽しみにしています。」と語った。

 同氏はまた、「ベライト県は、通常石油ガス探鉱に関連する活動には精通していますが、ペトローリアム・ブルネイとタップ・エナジー社は、様々な問題や懸念を解決するために、村落において説明会や会議を通してステークホルダー及び政府高官レベルに保証しました。」と語った。

 同氏は更に、ペトローリアム・ブルネイの成功したプロジェクトとして、3ヶ月前にブロックLで探鉱を開始した‘ルクト1’を引用し、また現在ブロックMの最初の井戸について引用した。

 タップ・エナジー社の主任地質学者であるアワン・マルズキ・ビン・モハメッド・ダウド氏は、インタビューにおいて、「掘削作業は、MBセンチュリー社と契約しています。浅瀬の井戸を探鉱するために、1,000馬力の能力を持つ小規模土地リグが、インドネシアのスラウェシから輸送されてきました。」と語った。

 同氏は、「私達は、27日後に期待しています。その後、私達は、同リグを2番目の井戸‘マルキサ−1’に移動し、そこで掘削活動を再開します。」と付け加えた。

 3番目の井戸の場所は、現在検討中であり、また決定されたサイトでの掘削活動は、来年開始する予定である。

(B.B.2010年7月8日)


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