日本の医学生7名が、“夏期国際医科大学(ISMS)プログラム2010年”に参加するため、現在ブルネイに滞在中である。この交流プログラムは、毎年ブルネイ大学(UBD)ペンギラン・アナク・プテリ・ラシダ・サアダトゥル・ボルキア(PAPRSB)保健科学医学部が行なっているものである。
このプログラムは、PAPRSB保健科学医学部(HIS)と日本の香川大学医学部の協同の結果であり、2006年に始まった。
このプログラムは、7月19日、UBD医学部において広瀬哲樹駐ブルネイ日本大使を迎えての歓迎式典から始まった。
ダヤンクDrヌロライニPgハジ・ムハマッド・キフリPAPRSB保健科学医学部長は、歓迎スピーチにおいて、「このプログラムの参加者は、2010年8月21日までの5週間に亘って、UBDの医学生としての生活を経験するでしょう。」と語った。
日本の医学生はまた、臨床実習セッション、臨床スキル・セッション、及びコミュニケーション・スキル・セッションから知識や実際の体験を得る機会がある。
全てのセッションは、英語で行われ、それによって、プログラム期間中を通して、日本の医学生に英語の実力を高める機会を与える。
ダヤンクDrヌロライニ学長は、「参加者は又、テンブロン県におけるアウトバウンド・ブルネイ(注:青少年に野外や海で冒険的な訓練をさせ人格の陶治をはかる組織で、同組織が持つ訓練コース)で開催される課外活動で、ブルネイの自然を体験するでしょう。」と語った。
その他にも、カンポン・アイール(水上集落)、ロイヤル・レガリア博物館、及びセリアの有名な石油ガス地帯といったブルネイの名所を訪れる機会が設けられている。
その上、参加者は、ブルネイ日本友好協会(BJFA)が用意したホームステイ・プログラムを通して、ブルネイの文化を経験し、学ぶことになる。
参加者は、5週間を通してのプレゼンテーションやレポート作成スキルと同様に、このプログラムの終わりに開催される客観的に組織化された臨床実験(OSCE)及び筆記試験をベースにして評価を受ける。
(B.B.2010年7月20日)
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