香川大学の医学生7名は、友好を深めるための“国際夏季交流プログラム2010年”の間に、ブルネイ大学(UBD)医学部学生と一緒に5週間に及ぶかけがえのない時間を過ごした。
この交流プログラムは、今回で4回目であり、日本から参加した学生は、北出さん、野々山さん、森川さん、横井さん、坂本さん、郡司さん、及び白上さんである。
ブルネイにおける5週間の滞在には、JMPC、PIPAS病院、スンガイASSAMヘルスセンターへの訪問、及びUBDでの講義が含まれている。
その上、医学生達は又、テンブロン、水上集落、並びにラマダンの屋台といった人気のある観光名所数ヶ所も訪問した。
郡司さん(3年生)と白上さん(4年生)の2人の医学生は、ブルネイにおけるUBDの学生達との忘れがたい経験を思い出した。
彼女等は、「私達は、日本のクラスでは未だ教えられていない臨床技術を学びました。」と語った。
郡司さんは、インタビューで、「私は、ここで採血のような臨床技術を学びました。そして、UBDの学生達との交流を通して、私は、友人を尊重し、またお互いに尊重し合うことを学びました。」と語った。
郡司さんは、「ブルネイと日本の病院は、類似点もありますし、また異なる点もあります。(ブルネイの)看護師さんは、日本の看護師さんより多くの仕事があります。ブルネイの看護師さんは、マイナーな治療を行なう責任を与えられていますが、日本では、認められていません。」と語った。
ブルネイで最も忘れがたい経験は何でしたかと質問されて、郡司さんは、「テンブロンで、私は、キャンピングとトレッキングを経験することができました。そのような場所を訪問したのは、初めてでした。」と語った。
郡司さんは、「私は、フェイスブックやe−メイルを通じてブルネイでできた友人全員と連絡を取り合います。」と付け加えた。
一方、白上さんは、「私は、ブルネイにおいて幾つかの臨床技術と同様に“ラーニングをベースにしたプログラム”について学びました。」と語った。
白上さんのブルネイにおける最も忘れがたい日は、水上集落を訪問したことやブルネイ川沿いのツアーを行なったことです。ブルネイ川沿いでは、彼女は、テングザルやワニを見ました。
在ブルネイ日本大使館から佐藤参事官が出席した。
インタビューで、佐藤参事官は、「日本とブルネイの学生間での交流をもっと多く見たいです。両方の大学間で行なわれる研究もあるかもしれません。また、香川大学は、独自の病院を持っていますので、彼等は、ブルネイの病院で働くこともできます。」と語った。
UBDからスワルニ・ビンティ・ハジ・モハメッド・ディア博士とロ・ヤ・ニーさんが出席した。
UBD医学部と香川大学は、昨年覚書に調印して、正式に提携した。
(B.B.2010年8月19日)
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