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以下ニュースはブルネイ「ボルネオ・ブリテン」紙(B.B.)、ニュースサイト「ブル・ダイレクト」(B.D.)の記事を翻訳の上、掲載しています。

テンブロンとBSBを結ぶ橋が現実になる(2010.09.10/経済)

 9月7日、開発省において、ブルネイ政府とオヴェ・アルプ・アンド・アソシエイツ社は、ブルネイ/ムアラ県とテンブロン県とを結ぶ道路と橋を建設するためのフィージビリティ・スタディ(実現可能性調査)を行なうための覚書(MoA)を締結した。

 ペヒン・オラン・カヤ・インデラ・パラワン・ダトー・スリ・セティア・アワン・ハジ・スヨイ・ビン・オスマン開発大臣は、「テンブロンと首都を結ぶ橋を建設するための決定は、この調査の結果に基づきます。」と語った。

 同大臣は、同覚書調印の立会人、かつ来賓として、「その結果は、後に関連機関と議論されます。関係当事者が、それを実施することに同意した場合に、私達は橋を建設することを約束するでしょう。現在、私達は、橋を建設するか否かについてコメントできません。」と語った。

 政府は、国家開発計画を通して、このフィージビリティ・スタディを実施するために予算を割り当てている。  280万Bドル以上コストがかかるこの調査は、2県を結ぶ道路と橋を建設する計画に含まれる問題点について徹底的な分析を行なうことになっている。

 この調査は、社会経済面、技術面、環境面、財政面、等々を含む幾つかの主要な面を確認する。政府は、この調査のために集められた情報に基づいて、近い将来橋を建設するか否かを決定する。

 開発大臣は、「もし建設される場合には、橋のデザインは、イスラム建築様式を使用してユニークなものになるでしょう。オヴェ・アルプ社は、30カ国以上で橋をデザインしたり、建設したりして多くの経験を有しています。」と語った。

 この調印式典には、ダトー・パドゥカ・アワン・ハジ・アリ・ビン・ハジ・アポン開発副大臣、アワン・ハジ・モハメッド・ロザン・ビン・ダトー・パドゥカ・ハジ・モハメッド・ユノス同省事務次官(管理・財政担当)、アワン・ハジ・モハメッド・ジン・ビン・ハジ・サレ事務次官代行(技術・専門担当)、ダヤン・ハジャ・マルハニ・ビンティ・アブドラ公共事業局長、及びその他幹部も出席した。

 覚書には、ブルネイ政府を代表して、ハジ・モハメッド・ジン氏とダヤン・ハジャ・マルハニ女史が、またオヴェ・アルプ社を代表して、リム・シュウ・ヨン取締役とナエーム・ユー・フサイン上級取締役が、署名した。

 ナエーム氏は、「私達は、橋がイスラム建築様式を使って、ブルネイにおいて認識できるユニークなものであって欲しいです。この橋は、全長22kmに及びます。その内の12kmは水の上を通り、残りの10kmはマングローブ沼の上を通ります。私達は、マングローブを保護するやり方でデザインします。」と語った。

 同氏は、「道路は、片側2車線両側通行の道路となるでしょう。コストを考慮することが重要なので、私達は、コストを検討します。また私達は、橋を段階的に可能にすることを検討します。」と語った。

 ナエーム氏はまた、「テンブロンは、開発を制限している場所です。この橋の建設は、農産物の輸送を容易にし、また“グリーン・ジュエル”と呼ばれているテンブロン県において多くの観光事業の発展の機会をもたらします。何故ならば、旅行代理店が旅行者を空港から直接テンブロンに送り込むことができるようになり、また首都へ水を供給することができるからです。この調査は、9ヶ月間で完成する予定です。」と付け加えた。

 現在、首都とテンブロンとの間は、通勤者は、リンバン経由で通うか、ブルネイ川に沿ってボートに乗らなければならない。

(B.B.2010年9月8日)


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