世界銀行の調査によると、ブルネイの男性の平均寿命は77歳である。
ブルネイの男性が、20年前に66歳と言われたときより良くなったが、一部の人は、ブルネイ人が享受している高い生活水準や非常に向上した医療サポートにより、ブルネイはもっと良くなることができたと感じている。衛生の基準も非常に改善されている。
他の懸念材料は、男性の平均寿命の数字が、長年にわたって77歳で留まっているように思われることである。
しかし、引用された数字は、推定の数字であり、またその数字は、国際機関によって多少変化しているように思われる。
「教育、より良い生活状況、及び現代医学の驚異による恩恵が、最近この数字をかなり押し上げたとは思われていません。」と、訪問中の健康と統計専門家であるエリック・メルダース博士は述べている。
「それは、ブルネイが既に男女とも世界の平均寿命のトップの仲間入りをしているからです。そして、ここからのいかなる進歩も小さくなるでしょう。」と同博士は推測した。
一部の国際統計によると、世界の平均寿命は、男性67歳、女性70歳である。
香港・マカオの男性が、平均寿命が最も長く81歳であり、次いでアイスランド(80歳)、シンガポール(79歳)、並びに日本(78歳)である。
西側の世界では、フランスの男性の平均寿命が77歳、米国が76歳である。
平均寿命が最も短い国は、スワジランド(39歳)で、次いで他のアフリカ諸国(南アフリカを含む)となっている。
しかし、これらのみじめなアフリカの数字は、誤解を招いている。何故ならば、彼等は、大人になる前に多くの幼児がHIV/エイズにかかるからである。
一旦彼等が出生してから最初の一年を生き延びることができれば、チャンスは非常に良くなる、と国際機関の報告書は述べている。
一部のブルネイの医師によると、「ブルネイ人の数字は良く見えるが、最近若干の心配があります。」と述べている。
「人々は、ジャンクフード(ポテトチップス、ポップコーンなど、カロリーが高いだけで栄養価が低いスナック食品)にはまっており、また規則正しい運動が欠如しているので、長期的にはブルネイに対する脅威を意味します。」と、医師達は述べている。
(B.B.2011年1月3日)
|