設立趣意

ボルネオ島の北西に位置するブルネイ・ダルサラーム国は、昭和59年1月1日、完全独立を果たし、独立主権国家として新しくスタート致しました。

同国は独立直後、ASEAN(東南アジア諸国連合)に加盟したのをはじめ、9月には国連加盟が承認され、早くも国際社会の責任ある一員としての地位を着実に固めつつあります。

我国は、同国にとって輸出入とも極めて重要な貿易相手国であると同時に、我国としましても大量のエネルギー資源の供給を同国に仰いでおり、かねてから両国間の交流は緊密なものがありますが、この度の独立を契機に、我国にとって同国は、アジアの友邦国家として、重要性がますます高まるものと思われます。

石油・ガスをはじめ天然資源に恵まれた同国は、世界でも屈指の富裕国でありますが、過度に資源輸出に依存する経済体制から脱却すべく、ハッサナル・ボルキア国王自ら率いる新政府は、国内産業の振興、農林漁業の育成等に鋭意取り組んでおります。

これら諸政策の遂行にあたっては、まず人材育成のための教育の充実をはじめ、諸々の社会経済基盤の整備拡充から着手する必要があり、このため各分野における先進国からの援助・協力を強く期待しております。

とりわけ同国が、アジアの先進国である我国に寄せる期待は極めて大きく、これに応えて、今後我国と同国との交流をますます活発化し、それらを円滑かつ効率良く運営・実施するためには、両国を繋ぐ恒常組織の存在が是非とも必要であります。このような観点から、このたび関係各方面に広く呼びかけ「日本ブルネイ友好協会」を設立することと致しました。我国とアジア各国との交流は、従来ややもすると経済面に偏重しがちでありましたが、本協会は、教育・芸術・体育等々幅広く文化面での交流にも力を尽くし、真に両国の友好関係の増進に貢献することを目的と致しております。