二人のブルネイ人学生、Muhd Syauqiさん(17) とAdham Darwishzさん(19) は、昨日、文部科学省による政府奨学金でさらに勉強するために日本へ向けて出国した。
在ブルネイ日本国大使館青木敦史一等書記官兼広報文化担当、及びわたなべえいこ研究員兼顧問が見送りのためブルネイ国際空港に立ち会った。
二人の学生は日本の高等専門学校で四年間勉強する。
高専は日本独自の教育機関で、高度な専門知識を持つ技術者を育成するための実践的な教育プログラムを提供しており、高度な理論的知識と組み合わされた実験や実務に焦点を当てた最新技術を活用している。また、先進工業社会への発展に重要な役割を果たしたことで知られている。
青木氏は 「高専は、学生が社会に貢献できるように理論を学び、実践的な仕事をする、日本独特の教育システムです。」

「勉強以外にも、ブルネイの学生が日本の生活様式を体験し、私たちの文化をもっと学んでほしいと思っています。彼・彼女らはブルネイと日本の “友好の架け橋”になることが出来ます。」
学生たちは1年間の日本語講座に参加する、と青木氏は付け加えた。
Muhd Syauqiさんはインタビューで、「私は新しい経験をとても楽しみにしています。他の多くの志願者の中から奨学金を貰うことが出来とても驚きました。」と語った。
日本を選んだ理由について、彼は「私は中学時代に日本の声優に憧れていて、その頃から日本への関心が高まりました。私もコンフォートゾーンを抜け出して日本に行くことにしました。」と話した。
Muhd Syauqiさんも日本のCOVID-19の状況に懸念を抱いているが、マスクを着用したり、社会的距離を保つようにしたり、頻繁に手洗いをするなど、対策をすると誓った。
Adham Darwishzさんも新型コロナウイルス対策ついて同調しながら、日本の文化についてもっと学びたいという思いから日本を選んだと述べた。
日本政府奨学金の両受給者は、この機会を与えてくれた日本政府に感謝の意を表した。