教育


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加藤元彦駐ブルネイ日本国大使とUBDの語学センターの学部生約50名との集合写真

 

加藤元彦駐ブルネイ日本国大使は10月5日、ブルネイ大学 (UBD)で、米国、英国、フランス、イラン、アフガニスタンなど数か国での30年に及ぶ自身の外交官経験について講演を行った。

大使は、着任した国にかかわらず、その国の母国語にプロフェッショナルなレベルで堪能になることの重要性を強調し、これは外交活動にも、また地元の人に尊敬されるためにも重要であると付け加えた。「言語は話をする際のツールであるだけでなく、その国の歴史、文化、宗教、習慣を理解するために必要です」と加藤大使は述べた。「言語を知ることは、その国のことをよりよく理解するために必ず役立ちます」

この講演には言語センターの学部生約50名が出席し、質疑応答セッションで締めくくられた。

加藤大使の他には、言語センターのSuciyati binti Haji Sulaiman副センター長と、同センターの講師が同席した。

(B.B.10月4日)

Page-4-c_021018-630x420加藤元彦駐ブルネイ日本国大使を表敬訪問した第31回日本語弁論大会優勝者のヌリザ氏

 

加藤元彦駐ブルネイ日本国大使 は10月1日、第31回日本語弁論大会優勝者のヌリザ氏(Nurliza binti Abdul Zabar)の表敬訪問を受けた。加藤大使は、ヌリザ氏が日本とブルネイの人々をつなぐ架け橋になるという重要な役割を果たすことができると語った。

3度目の挑戦で優勝に輝いたヌリザ氏は、「親切(Kindness)」と題したスピーチを行い、全日本空輸(全日空、ANA)の協賛の下、10月14日から21日にかけて日本に滞在する際の往復航空券が授与された。

ヌリザ氏は日本滞在中に、日本在外企業協会(JOEA、海外で事業活動を行う日本の大手企業300社が加盟する一般社団法人)が主催する招へい事業に参加する。

「ヌリザさんが素晴らしい成績で日本語スピーチコンテストにて優勝されたことに対してお祝い申し上げます」と加藤大使は祝辞を述べた。「ヌリザさんにはブルネイと日本の人々をつなぐ架け橋となってほしいと思います。また、これにより、より多くのブルネイの人々が日本語を学び、日本で仕事を見つける、あるいは日本でのキャリアを追究するようになれば嬉しく思います」

加藤大使はまた、「日本企業は、事業のグローバル化を目指して海外への投資に目を向けています。また、外国人の雇用も非常に増えています。だからこそ、日本語を話せるブルネイの有能な若い人々には、日本で働くことに挑戦してほしいのです」と述べた。

ロイヤルブルネイ航空(RB)が2019年3月に日本へのフライトを再開させるという発表を受けて、日本からさらに多くの人々がブルネイを訪れ、両国間の観光やビジネスが活発化することを期待すると加藤大使は付け加えた。

「ブルネイと日本の直行便就航は、両国の関係に大きな影響を与えることになるでしょう」と加藤大使は述べており、ブルネイでより多くの人々が日本語を話せるようになり、「ブルネイの人々の間で日本の社会規範やビジネスに対する理解が深まることを望みます」と付け加えた。

ヌリザさんは、15歳の時に見た人気アニメシリーズ「セーラームーン」がきっかけとなり日本語文化と日本語に魅せられ、これが第31回日本語弁論大会への出場にまで結びついた。「3回目はラッキーな回でした。私が「親切」をスピーチのテーマに選んだのは、人々の性格や特性が全般的に親切だからです。他人に親切にすることの必要性という重要なメッセージを伝えたいと思ったのです」と27歳になったヌリザさんは語った。

「UDBの語学センターで勉強するようになるまで、私は日本語を15歳の時から独学で学んできました。大学でのディスカバリーイヤーでは日本にも行きました」

第31回日本語弁論大会は、教育省傘下のブルネイ技術教育インスティテュート生涯学習・訓練課(IBTE-CET)、UDBの語学センター、ならびに在ブルネイ日本国大使館が共同で開催した。

次回の日本語弁論大会は2019年に開催される。

(B.B.10月2日)

ブルネイを訪問していた愛知県の高浜中学校の生徒10名が1週間のホームステイプログラムを終え、8月23日に帰国した。このプログラムは日本にあるハシモト・コーポレーションのハシモトノリコ氏によって毎年主催されており、生徒たちは8月16日から23日までブルネイに滞在していた。

それぞれのホストファミリーとプログラムのオーガナイザーが、ブルネイ国際空港で生徒たちの出発を見送った。

このホームステイプログラムには、日本の学生にブルネイの生活様式を体験してもらうこともその目的として含まれていた。また、スルタン・シャリフ・アリ高校で行われた3日間の授業にも参加した。

メラガンにあるマリン・バイオダイバーシティ(海洋生物多様性)センター、 カンポン・アイール(水上集落)文化観光ギャラリー、ロイヤルレガリア博物館、マレー技術博物館、ブルネイ海洋博物館、ジュルドンパーク(遊園地)、ウル・テンブロン国立公園など、生徒たちは今回の滞在中に様々な場所を訪れた。

また、オマール・アリ・サイフディン・モスク(オールド・モスク)や、ジャメ・アスル・ハサニル・ボルキア回教寺院も訪れた。


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ホストファミリーや関係者と一緒に写る日本人中学生(ブルネイ国際空港)

(B.B.8月26日)

ブルネイ工科大学(UTB)と大阪大学(OU)は8月6日、大阪大学で大学間学術交流協定の調印を行った。ブルネイ工科大学からHajah Zohrah binti Haji Sulaiman副学長が出席し、大阪大学からは西尾章治郎総長が大学を代表して覚書に署名した。

調印式には大阪大学の河原源太理事・副学長、並びに大阪大学のコラボラティブ・プロフェッサーであるHajah Normah Suria Hayati binti Pehin Dato Haji Jamil教授も出席した。

今回の調印に先立ち、2月22日にブルネイ工科大学と大阪大学の間で基本合意書が交わされていた。調印式のスピーチの中でHajah Zohrah副学長は、両校の国際的な協力関係によって、学生の交換留学を含む広範囲にわたる包括的なプログラムが実施され、また、ブルネイ人研究者の能力が国際的なレベルまで引き上げられることが期待されると語った。

さらに、この協力関係によって両大学から一流の研究者が輩出されることになるだろうと述べた。

今回、協定を結んだことにより、両大学ではジョイントプログラムや双方で同様に提供される修士プログラム、さらに関連する分野の修士過程が実施されることも発表された。またHajah Zohrah副学長は、ブルネイ工科大学がブルネイと日本における技術分野の協力関係に貢献すること、並びに、共同研究チームを創設し両国の学生に研究の機会を与えることに積極的に取り組んでいくことを強調した。

p18-1_20180809大阪大学で行われた第2回ジョイントシンポジウムでの集合写真

p18-2_20180809覚書に署名するHajah Zohrah binti Haji Sulaimanブルネイ工科大学副学長と西尾章治郎大阪大学総長

 

調印式の一方で、ブルネイ工科大学、ブルネイ・ダルサラーム大学、スルタン・シェリフ・アリー・イスラミック大学のそれぞれの研究者から成るグループが、Hajah Zohrah副学長と共に大阪大学を訪れ、ブルネイの最高教育機関と大阪大学との間で行われる第2回ジョイントシンポジウムに参加した。

シンポジウムでは「科学技術におけるイノベーション」がテーマとして掲げられ、第1回目は2月21日に開催された。

河原源太理事・副学長による開会の挨拶でシンポジウムが始まり、続いてブルネイ工科大学副学長によるシンポジウム全体に向けた挨拶が行われた。大阪大学からHajah Normah Suria Hayati教授と平田收正教授も出席した。

シンポジウムは分野別に3つのセッションに分けて開催された。第1セッションは生物遺伝資源と生物多様性(BB)について行われ、平田收正教授がファシリテーターを務めた。講演者は次の通り。大阪大学コラボラティブ・プロフェッサーのHajah Normah Suria Hayati教授、大阪大学の荒井雅吉特任教授、ブルネイ工科大学のAida Maryam Haji Basri博士、ブルネイ・ダルサラーム大学のFairuzeta binti Haji Muhd Ja’afar博士、大阪大学の原田和生特任准教授、大阪大学先端健康科学(サラヤ)共同研究講座の招へい准教授。

第2セッションは大阪大学の民谷栄一教授がファシリテーターを務め、ナノテクノロジーと新素材(NAM)について検討した。

講演者は次の通り。大阪大学フォトニクスセンターの井上康志教授、ブルネイ工科大学のMaziyar Sabet博士、ブルネイ・ダルサラーム大学のMohammad Hilni Harun Sani博士、大阪大学先端化粧品科学(マンダム)共同研究講座の藤田郁尚招へい准教授。

第3セッションはハラルサイエンスとテクノロジー(HST)を取りあげ、大阪大学のQuamrul Hasan教授がファシリテーターを務めた。スルタン・シェリフ・アリー・イスラミック大学のNurdeng Deuraseh准教授、ブルネイ工科大学のSyazana Abdullah Lim博士、ブルネイ・ダルサラーム大学のLim Lee Hoon博士が講演を行った。

(B.B.8月9日)

静岡県の13歳から17歳の中学・高校生10名が、年に一度開催される高校生国際交流プログラムで8月2日から5日までブルネイを訪れた。

ブルネイ滞在中、学生たちはホームステイプログラムに従って、それぞれのホストファミリーでの生活を体験した。

ロイヤル・レガリア博物館やオマール・アリ・サイフディン・モスクを訪れた参加者たちは、ブルネイ・ダルサラーム大学の学生と交流し、さらに在ブルネイ日本大使館を表敬訪問した。

静岡県国際交流協会の加藤和明氏ならびに加藤和美氏が学生たちを引率した。

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(B.B.8月7日)

YAYASAN Sultan Haji Hassanal Bolkiah は8月6日、和歌山・ブルネイ青少年文化交流プログラムの一環として、和歌山県の高校生14名と県職員2名の訪問を受け入れた。

YSHHB高校のChong Li Chen校長が高校生の訪問を歓迎し、同校CEOのNoorhaizamdin bin Haji Mosbi氏も歓迎イベントに同席した。

青少年文化交流プログラムは毎年YSHHB高校で実施されており、日本の高校生にブルネイ文化に触れてもらい、また逆にブルネイの高校生にも日本文化を知ってもらうことを目的としている。同時に、ブルネイと日本における文化的交流の促進も期待されている。

歓迎の挨拶の中でChong校長は、YSHHB高校のビジョン、ミッション、並びに教育課程について説明した。

Chong校長の挨拶に続いて、日本の高校生によるプレゼンテーション、記念品の贈呈、YSHHB高校の生徒たちによるグリンタンガンとハドラの音楽に合わせた伝統舞踊が披露された。

さらに、芸術・文化局並びに文化・青年・スポーツ省の担当者が、ブルネイの伝統的な遊びと、民族衣装であるダスタルとシンジャンの着かたについて紹介した。

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写真上下: ブルネイの伝統楽器を演奏してみる日本人高校生

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p19-3_20180807和歌山県から訪れた高校生の一団

(B.B.8月7日)

三菱アジア子供絵日記フェスタ2017-2018のグランプリ受賞者Md. アイマン フィトリ ワキュディン ビンMd. キリザルさんは授賞式に出席するため7月24日、ブルネイ国際空港から横浜市に向けて出発した。

教育省共同カリキュラム教育部Senior Education OfficerであるPengiran Jusri bin Pengiran Haji Hassim氏が空港で出発を見送った。

Pengiran Pekerma Setia Diraja Sahibul Bandar 小学校の5年生のMd.アイマンさんは、両親と教育省共同カリキュラム教育部の職員1名に付き添われて日本へ向かった。

三菱アジア子供絵日記フェスタは、三菱広報委員会、アジア太平洋ユネスコ協会クラブ連盟、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟が共同で開催し、アジアの子供たちから絵日記を募集するフェスティバルである。

このフェスティバルは、「伝えたいな、私の生活」をテーマに掲げ、世界中の子供たちに絵日記を通してアジア社会の日常生活を理解してもらうことを目的に行われている。

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■インタビュー記事

当協会事務局員も7月25日(水)に横浜ロイヤルパークホテルにて行われた本表彰式に出席をし、ブルネイのグランプリ受賞者であるMd.アイマンさんにインタビュー取材を行った。

表彰式は関係者と外部参列者を合わせて100名程度の規模で、アジア24ヶ国より各国のグランプリ受賞者及びその家族がそれぞれの国の伝統衣装に身を包み参加されており国際色豊かな式だった。

hyousyoushiki左から佐藤一郎 選考委員長(洋画家・東京藝術大学名誉教授・金沢美術工芸大学教授)、Md.アイマンさん、小林健 実行委員長会長(三菱広報委員会会長)

 

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ご本人は英語よりもマレー語の方が堪能とのことだったのでマレー語の通訳を介してのインタビューを行った。

5枚の絵日記については自由な時間の過ごし方を描いたということで、それぞれ5枚の絵日記について以下の様に簡単に紹介をしてくれた。

enikki11枚目:ビーチでピクニックをしている様子

enikki22枚目:おばあちゃんの家でマンゴーの実を木から取っているところ

enikki33枚目:家の近くでお父さんと釣りをしているところ

emikki44枚目:芝生でお父さんと凧揚げをしているところ

enikki55枚目:国王即位50周年記念の際のパレードで国王が目の前の道路を通った瞬間

 

絵を描くことは5歳位から好きだったと言うMd.アイマンさん、今回グランプリ受賞が出来て嬉しいと笑顔で答えていた。

これらの作品の中で、特に5枚目の絵日記の車の中など細かいところを描くのが難しくて苦労したと話していた。

Md.アイマンさんは学校でも美術と数学が好きな教科であるが、将来の夢については未定のよう。

今回の授賞式が初めての来日との事で、ブルネイの建物は皆低いので初めて日本に来て建物が高いことにとても驚いたという感想を興奮気味に語ってくれた。また、滞在中にディズニーランドに行くことも嬉しそうに語っていた。

自国のブルネイについては、王宮やモスク、ウル・テンブロン国立公園、7つ星ホテルのエンパイアホテル(The Empire Hotel&Country Club)、ジェルドンパーク(遊園地)など面白い場所がたくさんある事をアジアの皆に知ってもらいたいと話していた。

 

■先生方のコメント

また、Md.アイマンさんの絵について選考に携わられた以下の二名の先生方からもコメントを頂いた。

・齊藤芽生 選考副委員長(洋画家・東京藝術大学准教授)より

色鮮やかで塗り方がはっきりしているところが目を引いた。全体的な構図・バランスが上手い。色使いが大胆な反面、水の波紋等細かいところを丁寧描いていて、普段から絵を描くことが好きで色んな絵を描いている子なんだろうなという事が伝わる。総合的に力量のある子だと思う。

・大石芳野 選考委員(写真家)より

色の使い方がはっきりしていて日記の文章も休日の過ごし方を分かり易く書けている。凧揚げはアジアの国々にある文化だが日本ではやる人も減ってきている。だけども、日記の題材になるということはMd.アイマンさんの周辺にはまだ身近にあるという事を感じられ、そのような環境で過ごしていることがいいなぁと思う。凧揚げは風という自然と凧という人工物が上手く調和しないと出来ないもので、よく普段の暮らしの中でも周辺を見て日々を送っていることを感じる。


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(B.B.7月25日)

7月23日、第12回インターナショナル・サマー・メディカル・スクール(ISMS)の開会式がブルネイ大学(UBD)の医学部にあたるで行われ、本プログラムが正式に開始した。

ISMSはPAPRSB健康科学センターと香川大学医学部が毎年、学生を交換留学させるプログラムで、ブルネイと日本の医学部生の友好関係促進を目的としている。

開会式には加藤元彦駐ブルネイ日本国大使が主賓として出席した。

開会式はスルラ・アルファティハとドア・セラマット(平安の祈り)の朗読から始まり、続いて第12回ISMSの共同主催者であるMuhammad Hazim bin Haji Abdul Ghani博士による歓迎スピーチが行われた。そのスピーチの中で博士は、今回のプログラムに参加する香川大学医学部の学生2名、イレイカズヒロさんとフナキダイチさんに歓迎の意を表した。

今年度のISMSは「非伝染性疾病」をテーマにしており、参加する学生は結核、高血圧、癌、糖尿病などの疾病に関する学術的な研究に取り組むことになるとMuhammad Hazim博士は明らかにした。

今年度のISMSプログラムは7月23日から8月23日まで開催され、ブルネイ大学の医学部生として学問だけではなく、社会的・文化的な面も含めて生活のすべてを経験できる幅広いアクティビティが学生たちに提供される。

本プログラムでは講義、問題解決型学習(PBL)、診察やコミュニケーションのスキルに関するセッションなど幅広い学術的アクティビティに加え、学生の英語能力やプレゼンテーションスキルの向上を目指すアクティビティも用意されている。

p09-2_20180724主賓としてスピーチを行う加藤元彦駐ブルネイ日本国大使

 

p09-3_20180724出席者の一部

 

Muhammad Hazim博士と、博士の同僚でISMS共同主催者のDeeni Rudita Idris博士によると、このプログラムは外国で勉強しながら将来の医師としての生活を体験し、さらにコミュニケーションスキルも向上できる貴重な機会を日本人学生に提供するものである。

開会式では香川大学医学部講師の安田真之氏による短いスピーチと、主賓による開会の挨拶が行われた。

加藤元彦駐ブルネイ大使は挨拶の中で、21や東南アジア青年の船(、国費外国人留学生プログラムなど、さまざまなプログラムを通じてブルネイと日本の若者の交流が長く続けられてきたことを強調した。

「ブルネイ大学と香川大学の交換留学プログラムは両国の間で最も長く続けられてきた若者交流プログラムの一つで、日本とブルネイの若者の相互理解をさらに深めるための素晴らしい機会となってきました。」と加藤大使は語った。

両大学の積極的な協力関係には長い歴史があり、それにより、日本の名門大学の一つである香川大学は現在ブルネイで非常によく知られた存在となっている。

加藤大使はさらに次のように語った。「ブルネイの若い学生たちを見ると、彼らには素晴らしい可能性があることに気づかされます。ブルネイからもっと多くの優秀な学生が、研究のために香川大学で学ぶようになることを期待します。これにより、両国の教育的・学術的な協力関係がさらに強化されると信じています。」

最後に、第12回ISMSプログラムの参加者および主賓の加藤大使への記念品贈呈と、このプログラムのスポンサーへの感謝状贈呈が行われ、開会式が終了した。

(B.B.7月24日)

 

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JERUDONG International School (jis)で一週間にわたり、日本語と日本文化に焦点を当てた「日本体験プログラム」が実施され、参加した生徒が7月5日に行われた修了式でその学んだ成果を披露した。

加藤元彦駐ブルネイ日本国大使が来賓として出席した。

この日本体験プログラムは、同校で毎年学年末に開催されるエンリッチメントウィークプログラム(Enrichment Week Programme)で提供される幅広いプログラムの一つである。

生徒たちはこの一週間で体験したことをスライドショーにまとめて発表し、また修了証を受け取る前には有名な日本の歌である「スキヤキ(上を向いて歩こう)」を披露した。

日本体験プログラムのリーダーであるアンドリュー・マックローチ(Andrew McCulloch)氏によると、16年前に自身がJETに参加したことがこのプログラムを実施する動機になっているとのことである。マックローチ氏は、この体験は非常に価値あるもので、まさに人生を変えるものになったと述べている。

このプログラムはJISの先生がリードしており、在ブルネイ・ダルサラーム日本大使館のあべひろし公使、あかさかひろき二等書記官、おがわまい二等書記官がサポートしている。

プログラムの2日目には、Muhammad Ali-Rashid bin Haji Mohammad Alipah氏がトップを務めるブルネイ柔道連盟の協力の元、大使館関係者が同校で柔道の体験ワークショップを実施した。生徒たちは柔道を魅力的なスポーツだと感じ、大いに楽しんだ。

柔道ワークショップの次に、生徒たちは日本大使公邸に招かれ、公邸料理人のやまね氏から伝統的な寿司の作り方を習った。おがわ二等書記官が作り方の細かい点について説明した。

修了証授与式では、加藤大使が「日本のエネルギー・エコ政策」と題した、知見に満ちた興味深い講演を行い、生徒たちは日本のエネルギー政策についての知識を得た。

JISのBarnaby Sandow校長は閉会のあいさつで、この学年末の最終週は生徒たちが教室の外で学ぶことができる素晴らしい機会であったと述べた。Sandow校長は、この目標を達成すべく、日本国大使が素晴らしいプログラムを用意したこと、特に、大使の講演では日本の洗練された廃棄物管理とリサイクルシステム(使用済み携帯電話から金を取り出して2020年の東京オリンピックの金メダルを作ること)や日本では再生エネルギーの使用が増えていること(地熱発電など)、日本で水素自動車に使用される「ゼロエミッション」の水素燃料を生成するブルネイでの水素化プロジェクトなど、幅広い内容に触れたことに感謝の意を示した。

修了式は加藤大使の音頭による「手締め」で幕を閉じた。「手締め」とは式典などでリズムをとって手をたたく日本の習慣であり、通常は特別なイベントが和やかに、かつ陽気な雰囲気で終わるように行われる。

「手締め」は成就や満足感、達成感を意味しており、日本語と日本文化の豊かさを掘り下げて体験した一週間を締めくくるのにふさわしいものであった。

環境問題に深い関心を寄せる加藤大使はこの講演の後、Sandow、JISのJIS Outdoor Discovery Centre (ODC)を見学した。ここで加藤大使は、特別な場所に設置されたこのインタラクティブラーニング型施設で、施設をより良いものにしようと取り組む熱心な生徒たちを見学した。

(B.B.7月6日)


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(写真)左から:加藤元彦駐ブルネイ日本国大使、日体大体育学部体育学科の伊藤雅充教授、日体大のかねもとともひろ氏

ブルネイ・ダルサラームパラリンピック委員会(PCBD)は、7月13日から15日にかけて東京で開催されるパラスポーツのワークショップに派遣するコーチとして、Haji Wahid bin IsmailコーチとAzmize bin Abdul Rahmanコーチの二名を選出した。

これは、カンポン・キウラップ(Kampong Kiulap)の日本大使館で6月25日に行われた記者会見で明らかになった。

派遣されるコーチは、日本体育大学(NSSU)が主催するスポーツワークショップに参加する。

記者会見には、加藤元彦駐ブルネイ日本国大使、日体大体育学部体育学科の伊藤雅充教授、ならびに日体大のかねもとともひろ氏が出席した。

Haji WahidコーチとAzmizeコーチは世界の先端を行くコーチングプログラムの知識と経験を得ることになる。他にも14名の参加者が予定されている。

両コーチはコーチングに関する効果的な育成技術を学ぶが、これは自身に対しても、またブルネイの国に対しても恩恵をもたらすことである。この知識はパラリンピック関連スポーツだけでなく、そのほかのスポーツにも応用できる。

日本最大の体育大学である日本体育大学には、コーチングに関する豊富な経験や実績のあるアスリート育成プログラムがある。また、国際パラリンピック委員会(IPC)とも緊密に連携をとる予定である。

ブルネイはIPCから、コーチングに支援が必要な国の一つとして認定されている。

加藤大使は、「日本体育大学の支援によって、多くの障がいを持つブルネイの若者がパラリンピックに出場できるようになること、また、ブルネイ政府に対しても多くのプログラムを提供していただき、パラリンピックの選手団がきたるパラリンピックで良い成績を収めることができるよう願っています。」と述べた。

加藤大使はまた、ブルネイ政府が東京パラリンピックに選手団を派遣することを期待しているとも述べた。

「日本政府は、障がいを持つ若い人々がスポーツを楽しめるようになるべく、パラリンピックも重要な大会であると思っています。ブルネイはリオで開催されたパラリンピックには参加していませんが、東京で開催される大会には参加していただきたいと思っています。」と加藤大使は付け加えた。

ブルネイの若者がスポーツを楽しむことを後押しするだけでなく、この協力関係はまた、長期的にみて、パラリンピック大会に向けたブルネイの姿勢を持続させることも期待されている。

「これを踏まえて、我々はブルネイの障がいを持つ若者を東京パラリンピックに招くためには、何事でもするという思いを持っています。日本体育大学は特にコーチングの分野でベストを尽くし、事務手続き等でもサポートしてくださるでしょう。」と加藤大使は述べた。

スポーツのコーチングとパラリンピックや(健常者の)アスリートのコーチ育成を専門としている伊藤雅充教授は日体大を代表して、2020年のオリンピック・パラリンピックへの参加を実現するための課題についても、PCBDと日体大の間で検討するつもりであると述べた。

「最も重要なのは、これは2020年に向けた動きだけではなく、2020年以降もブルネイにはオリンピックに参加してほしいと思っています。つまり、東京のためだけなのではなく、パリとロサンゼルスにもつながるのです。」と伊藤教授は述べた。

かねもとともひろ氏によると、日体大の世田谷キャンパスで3日間にわたり開催されるこのワークショップでは、かねもと氏自身とSport SingaporeのTroy Engle氏、並びにオーストラリアパラリンピック選手団のがファシリテーターを務めることになっている。

参加者はワークショップに先立ち、日体大のNSSU Coach Developer Academyの1日プログラムにも出席する。

「コーチとしては選手の技量が向上することを期待しますが、ではコーチがよりよくなるために育成するのは誰なのでしょう。コーチの指導者が必要なのです。これがコンセプトです。我々が実施しているもう一つのプログラムがこれであり、参加者のお二方は、ワークショップに先立ってこのプログラムにも出席してもらいコーチングのスキルを改善、向上させていただきたいと思っています。」とかねもと氏は述べた。

参加者の航空運賃と宿泊費は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて日本政府が実施しているSport for Tomorrowの一環として、同政府が負担する。

(B.B.6月26日)