林業

 ブルネイダルサラーム国の熱帯雨林地域は4,690平方キロメートルであり、これは国土の約80%を占める。このうち、70%以上が原始林である。少なくとも6種類の森林があり、それらは、世界で最も変化に富みユニークな森林群の一つである。
 官報に掲載されている森林地帯は15地帯あり、2,355平方キロメートル以上(全土の約41%に相当)の面積を占めている。残りの森林地帯は国有林である。産業・一次資源省林業局が全ての森林保護に関して管理している。
 国家森林政策では、ブルネイダルサラーム国は、全土の少なくとも55%を森林永久保護地帯としている。このように、森林保護地帯の追加が同目的のために官報に掲載される。これらの森林保護地帯は、保護森林地区(重大な分岐点や生態学上保護が必要な地区)、保存森林地区(科学的・学術的価値がある特定地域と同様に、自然生息地、野生生物の保護地域として必要な地区)、休養森林地区(野外でのリクリエーションのための地区)、国立公園地区(自然調査、教育、エコツーリズム、文化保存を促進するために大規模な生態学的・生物学的に保護が必要な地区)伐採森林地区(木材、その他重要な木材加工物の供給に必要な地区)に指定されている。
 森林は、最適で持続可能、かつ生態学的に健全な状態で管理されている。森林伐採事業の主な目的は、木材の生産と重要な木材加工物の供給について、長期的に自給自足を達成することであり、またより高付加価値のある製品に対する下流(物流)部門の促進を図り、バイオ・テクノロジー産業に活用できる生物多様性を高め、エコツーリズムを後押しし、国際市場で競合しうるニッチ産業を開発することである。これらの全ては、政府の国家経済多様化計画における林業事業の貢献を最大化する方向で進んでいる。
 しかし、より重要なことは、森林は、生命の保護を主眼において、管理されなければならないということである。これには、自然の生命を支援するシステムを保護すること、環境上快適な状態を維持すること、科学的な努力と自然教育を助長すること、国家財産として永久保存すること、が含まれている。
 2004年における丸太材の生産量は、116,700トンであった。また、材木は51,900トン、バカウ棒材は124,200本であった。